6月19日(日)に行われました、第11回関東大学春季交流大会、筑波大学との試合結果をお知らせ致します。
★試合結果★
前半7ー29
後半12-17
〈合計19-46〉
当日の試合メンバーはこちら
関東は前回の法政戦後から「トライを取り切る」ということに焦点を当て、2週間練習に取り組んだ。
太陽の日差しが照り付ける中、気温は30度近くまで上昇していた。
午後1時、筑波大学のキックオフで試合が開始した。
前半2分、関東のキックを取った筑波がカウンターアタックを仕掛けてトライ。先制点を奪われてしまう。0-5
開始早々得点を許した関東だったが、前半16分自陣10メートル付近でペナルティを得た関東は、クイックスタートで大外へ展開。右WTB田代蓮が相手タックルを弾き飛ばしビッグゲイン。するとそこから逆サイドへと大きく展開し、今度は左WTB丸山央人がビッグゲイン。そのままフォローへ来ていたNo8T.L.ラリー、FL由比藤聖へ繋ぎトライ。ゴールも成功し、7-5と逆転する。
連続して得点を挙げたい関東であったが思うようにはいかなかった。攻めたい関東であったが、筑波の鉄壁のディフェンスによりなかなか前進することができなかった。そして関東は筑波の力強く、素早い攻撃に対応することができず、その後4本のトライを奪われ7‐29と点差は大きく広がり前半は終了した。
会場の気温は30度に達し、炎天下の中で試合は続く。試合中にウォーターブレイクを挟み、選手たちの体調を整える時間も設けられた。
後半は、関東のキックオフで試合再開。後半風上になった関東はキックでエリアを拡大したかったが、相手のプレッシャーにより思うようにエリアを拡大することができなかった。
後半10分、スクラムからBKに展開され筑波に後半最初のトライを許す。7-34
その後も攻めたい関東であったが、相手の出足の速いディフェンスに苦戦し、自分たちの思うような攻撃ができない。
そして後半23分、27分と筑波の素早い攻撃に対応できず、立て続けに2トライを許してしまう。7-46
反撃したい関東は後半36分、相手からペナルティを獲得すると敵陣ゴール前までエリアを拡大。その後ラインアウトモールを形成した関東はそのまま押し切りHO松澤響がトライ。14-46
さらに後半44分、コート中央付近のスクラムでペナルティを奪うと、敵陣ゴール10メートル前までエリアを拡大。その後ラインアウトモールを形成した関東はゴール目前まで前進。その後、FWの連続攻撃を経て最後は相手の隙をついたFL内川朝陽がラック上から抜け出しトライ。19‐46
しかし反撃もここまで。試合終了のホイッスルが鳴った。
この試合で力強いプレーを魅せたFL由比藤聖は、
「試合の入りのDFで良い我慢が出来て拮抗した試合をできていたが、セットプレーが安定しないことで流れを持っていかれてしまったという印象だった。筑波大学の速いATに対して自分達(関東学院大学)は早いDFができていなかった。個人としてブレイクダウンでいい仕事が出来たが、まだまだ激しさが足りないと感じた。」
前半でのトライシーンについて、
「良いATを継続できたことで外にスペースが出来て、結果としてトライに繋がって良かった。」
復帰戦を終えたFL内川朝陽は、
「個人として、春シーズン始まってすぐに怪我をしてなかなか苦しいシーズンだったけど沖さんを始めとするスタッフ陣のおかげで戻ってくることができた。それに感謝しながら秋シーズンに向けて歩みを進めて行きたい。またチームとしては、フィジカルとディティールの面で押され気味だったので、クラウドファンディングで支援して頂いた筋トレ器具を使い、シーズンに向けて体づくりに励んでいきたい。練習でも上のチームから下のチームまで全員が引き締まった練習をしていきたい。」
試合を終えて、副将荒牧太陽はこう語った。
「ボールが動いている所では良いアタックができていたが、DFの統率が取れていないことが原因で失点を重ねてしまった。次戦に向けては、自分たちの強いところを活かして勝負していきたい。春に強い相手とできたのが良い経験になったので、秋に向けて糧になるような試合にしたい。」
春シーズン最後の公式戦では残念ながら勝つことができなかった。しかし、この経験を糧に目標である大学選手権に向けてチーム一丸となって成長していきたいと思う。
今回の筑波大学戦で第11回関東大学春季交流大会の全試合が終了致しました。皆様の熱い応援ありがとうございました。引き続きよろしくお願い致します。
担当者:難波隼士(2年)
紫藤翔平(2年)